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大雨のたびに雨漏り?原因とその対策を徹底解説!

2024.07.18

大雨のたびに雨漏り?原因とその対策を徹底解説!

大雨の時だけ雨漏りが発生する理由

コーキングの劣化

 大雨や台風の時だけ雨漏りが発生する原因の一つに、コーキングの劣化があります。コーキングとは、建物の隙間を埋めるための防水材のことを指し、これが劣化すると雨水が浸入しやすくなります。特に豪雨の時には、一時的に大量の雨水が建物に打ち付けられるため、劣化したコーキング部分からの雨漏りが顕著に現れます。定期的な点検とメンテナンスが必要であり、劣化が進む前に修理を行うことが重要です。

外壁の防水機能低下

 外壁の防水機能が低下することも、雨漏りの原因となります。長年の風雨にさらされることで外壁の塗装が剥がれ、防水性が失われることがあります。特に台風や豪雨の時には、その隙間から雨水が浸入しやすくなるため、雨漏りが起きやすいです。外壁の防水機能を保つためには、10年に一度の塗装や防水処理を行うことが推奨されます。

屋根の劣化

 屋根の劣化も大雨の時に雨漏りが発生する主な原因です。屋根材がひび割れたり、破損したりすることで、その隙間から雨水が侵入します。また、強風を伴う台風の時には、屋根材がめくれることもあります。屋根の劣化を防ぐためには、定期的な点検と修理が欠かせません。特に、冠水しやすい地域では、より注意が必要です。

主な雨漏りの原因

 大雨や台風の時だけ雨漏りが発生するケースは珍しくありません。これにはさまざまな原因が考えられます。以下では、主な雨漏りの原因について詳しく解説します。

屋根材のひび割れや破損

 屋根は建物の中で最も外部環境にさらされる部分です。特に、強風や雨の影響を直接受けるため、ひび割れや破損が生じやすいです。屋根材が劣化すると、雨水が浸透しやすくなり、大雨や台風時には雨漏りが発生しやすくなります。定期的に点検を行い、必要な修理を早期に実施することが重要です。

外壁やベランダの排水不良

 外壁やベランダもまた、雨漏りの原因となり得ます。雨水が適切に排水されないと、建物内部に水が侵入しやすくなります。特に、外壁のクラックやコーキングの劣化が進んでいる場合、簡単に雨水が浸透することがあります。これにより、大雨時に雨漏りが顕著になることがあります。効率的な排水システムの維持と定期的なメンテナンスが重要です。

窓サッシの隙間

 窓サッシの隙間も雨漏りの原因となります。特に、コーキングの劣化や取り付け不良があると、雨水が直接室内に侵入します。大雨や台風の際に、風圧と共に大量の雨水が流れ込むことがあるため、窓サッシの隙間は要チェックポイントです。定期的なメンテナンスと隙間風の予防対策が必要です。

大雨時の応急処置方法

 大雨や台風などの豪雨が降った際に雨漏りが発生した場合、迅速な応急処置が求められます。以下に紹介する防水テープの活用、シリコンスプレーの使用、屋根裏の確認と対策などの方法を試してみてください。これにより、被害を最小限に抑えることができます。

防水テープを活用する

 防水テープは、雨漏りの応急処置として非常に便利です。特に大雨や台風時に急に雨漏りが発生した場合、一時的に水の侵入を防ぐために使えます。防水テープは強力な粘着力と防水性能を持ち、屋根や外壁のひび割れ部分に貼ることで効果を発揮します。これにより、冠水を防ぐことが可能です。応急処置として使った後も、早急に専門業者に依頼して根本的な修理を行うことが重要です。

シリコンスプレーの使用

 シリコンスプレーも雨漏りの応急処置として非常に効果的です。このスプレーは、雨水の侵入を一時的に防ぐために外壁や屋根の劣化部分に吹きかけることで使用します。特にコーキングの劣化した部分や、小さなクラックに対して効果があります。シリコンスプレーは簡単に使用でき、速乾性があるため、すぐに効果を発揮します。ただし、あくまで応急処置であり、後日専門家による本格的な修理が必要です。

屋根裏の確認と対策

 大雨や豪雨の際に雨漏りが発生すると、屋根裏に水が浸入することがあります。屋根裏の確認は非常に重要で、冠水を防ぐためにも、できるだけ早く行う必要があります。屋根裏に水が浸入している場合は、バケツやタオルで溜まった水を対処し、被害の拡大を防ぎます。また、屋根裏の断熱材が湿っている場合は撤去が必要です。応急処置として防水シートを敷くことで、さらに被害を抑えることが可能です。専門業者に被害状況を確認してもらい、本格的な修理を依頼しましょう。

雨漏りを予防するための長期的対策

定期的なメンテナンス

 雨漏りを予防するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に、外壁や屋根の点検は重要です。大雨や台風の度に雨漏りが発生することを防ぐためには、10年に一度は外壁や屋根の塗装を行いましょう。また、コーキング部分の劣化にも注意が必要です。劣化が見つかった場合は、早急に補修を行うことをお勧めします。これにより、雨水の浸入を未然に防ぎ、建物の劣化を抑えることができます。

劣化箇所の早期修理

 外壁や屋根の劣化箇所を見つけたら、早期に修理を行うことが大切です。劣化が進むと、雨水が浸入しやすくなり、雨漏りの原因となります。特に、大雨や強風の台風の際にダメージを受けやすい部分は重点的にチェックしましょう。修理は専門家や建築業者に依頼することで、安全かつ確実に施工されます。早期修理を行うことで、建物全体の耐久性を維持できるのです。

火災保険の活用方法

 雨漏り対策として、火災保険の活用も検討してみてください。火災保険には、台風や豪雨による損害を補償する特約が含まれていることがあります。これにより、修理費用の一部をカバーできる場合があります。保険会社と相談して、自分の保険内容を確認し、適切な補償を受けられるようにしましょう。また、保険金請求の際には、事前に適切な書類を準備することも大切です。