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瓦屋根の修理が必要なタイミングと方法
2023.10.24瓦で覆われた屋根の修理について疑問をお持ちの方も多いでしょう。
瓦屋根の修理は、費用がかさむ大きな修理のように思われることがありますが、
この記事では瓦屋根の修理について詳しく解説します。
瓦屋根の修理に関する基本情報を把握することで、
将来の工事時に失敗や詐欺に巻き込まれるリスクを減らすことができます。
<瓦屋根の修理が必要なタイミング>
瓦屋根の修理が必要なタイミングは、主に次の2つの場合です。
1. 耐用年数が近づいたとき
瓦屋根の耐用年数は、セメント瓦の場合約30年、粘土瓦ではおよそ50年です。屋根がいつ建てられたかを確認し、耐用年数が近づいている場合、破損や雨漏りが発生する前に修理を検討しましょう。
2. 劣化症状が現れたとき
瓦屋根の劣化症状が現れると、雨漏りや瓦の落下などの問題が発生する可能性が高まります。主な劣化症状には、次のようなものがあります。
– 瓦の塗装の剥がれや色あせ
– 瓦のヒビや破損
– 瓦のズレ
– 漆喰の割れや崩れ
漆喰は、屋根の頂部にある棟瓦を固定するための材料で、棟瓦と屋根の間から雨水が侵入しないように役立っています。これらの劣化症状が現れた場合、瓦屋根の修理が必要です。
<瓦屋根の修理方法>
瓦屋根の修理方法は、主に以下の3つに分けられます。
1. 部分補修
部分補修では、特定の瓦や漆喰に問題がある場合、それに焦点を当てて修理を行います。
– 瓦のヒビや破損 瓦に小さなヒビや破損がある場合、コーキングで修理するか交換することがあります。コーキング修理は、樹脂系の材料で隙間を埋める方法です。大きな破損の場合は交換が勧められます。
– 漆喰の破損や劣化 漆喰が劣化または破損している場合、通常は漆喰を取り除いて新しい漆喰を塗り直します。同時に、漆喰の下にある葺き土の状態も確認し、必要に応じて修理します。
– 瓦の釘浮き 瓦の釘浮きが発生した場合、新しい釘を打つことが必要です。釘浮きを放置すると、瓦が破損または落下する可能性があるため、迅速な修理が必要です。
2. 葺き直し
葺き直しは、既存の瓦を取り除き、新しい瓦を設置する修理方法です。この方法のメリットは、外観が美しくなり、屋根全体の耐久性が向上することです。ただし、費用が高くなることがあるため、専門業者に依頼することをお勧めします。
瓦屋根の修理は、屋根の耐用年数や劣化状態によって異なります。
修理が必要と判断した場合、信頼性の高い専門業者に相談し、適切な修理方法を選択しましょう。
“仁瓦堂” は地域に密着した瓦業者で、瓦屋根の修理に関するご質問や依頼に対応しています。ぜひお問い合わせください。